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狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)
支倉 凍砂/ メディアワークス
グループ:Book /ランキング:3238
価格:¥ 578
発売日:2008-02-07 /通常24時間以内に発送
支倉 凍砂/ メディアワークス
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
面白かったんですが
(2008-04-16)
面白かっただけに、少し残念に思う作品でした。短編三つが収録されているのですが、どれもホロの魅力が良く出た心地良い雰囲気の物語となっています。文章が秀逸で、特に書き下ろし短編、「少年と少女と白い花」は一気に物語に引き込まれました。けれども、その冒険にハラハラしただけに、オチで拍子抜けし、中途半端なところで終わってしまったような印象を抱きました。作中気になっていた二人のこれからや、少女の過去等が曖昧なまま終わってしまい、放り出されたような気になりました。もっと重いテーマが底の方にあったのに、短編のせいで書かずじまいになってしまったような…。これも全て、この話し一つで新シリーズが作れるのではないかと思えるほどに魅力的な話だったせいなのですが。ともあれ、十分過ぎるほどの良作なので買って損はない作品だとは思います。
最後の一行に大きな意味が。
(2008-04-15)
物語の本筋からは外れた、中編と短編計3編からなる「箸休め」的な巻です。
けれども、ロレンスと出会う前のことも含め、ホロのキャラクターをより掘り下げて描いているという点で、決して無駄な巻ではありません。どれも中々味わい深い。
しかし、本巻の一番重要な点は、初のホロ視点で描かれた最後の短編の、最後の頁の最後の一行に尽きると思います。
これまで、その「老獪」さでロレンスをからかってきたホロが、本当はどれくらいロレンスのことを好きなのか?その「好き」は旅の連れとしてのものなのか、異性としてのものなのか?
読者からするともどかしく感じられることもありましたが、ここで明確にその回答が示されます。
「ホロ視点」という提案は編集者からなされたとあとがきで書かれていますが、おそらく読者のニーズを汲んだのではないでしょうか。こうして作者と編集者がちゃんと読者の方を見ている限り、この小説は今後も期待できそうです。
短編がよかった
(2008-03-13)
内容については他のレビューにもある通り。
最初の中編「少年と少女と白い花」は主人公の少年と、その少年が淡い恋心を持つ少女の2人が
ホロと出会い一緒に旅する話。ただ、ホロの性格が悪すぎるというか、いたずらにしてはやりすぎ
なのでは?というところもあり、正直好感をもてませんでした。
次の短編「林檎の赤、空の青」はリンゴにまつわるロレンスの切り替えしがよく、結構楽しかった
です。
最後の短編「狼と琥珀色の憂鬱」は体調を崩したホロの視点からの話なのですが、これが最高。
普段ホロが何を考えてロレンスをからかっているかが良くわかり、また意外にホロが子供っぽい
性格なのがわかります。
外伝的な一冊です。
(2008-03-12)
ロレンスと出会う前のホロが、少年と少女の旅に同行する話「少年と少女と白い花」、港町での二人の買い物風景「林檎の赤、空の青」、羊飼いノーラに心も体調も乱されるホロをホロの視点で描いた「狼と琥珀色の憂鬱」の三話。はっきり外伝にしてしまってもよかったような短編集。これを読んでいなくてもストーリーは追いかけられますが、両思いでいながらぐずぐずしている本編にちょっといらついていたので、こんなのもたまにはよいかな、といった気分になります。初のホロ視点、ということのようですが、そういわれれば、そうかな、と思うものの、あまりいつもと変わらず読んでしまいました。次回に期待です。
ホロ視点の『狼と琥珀色の憂鬱』は解答
(2008-03-05)
色をテーマとした3本の短編集です。
それぞれ、本編中の話の裏話やサイドストーリー的な話で、本編ともつながっています。
2つは電撃文庫hp連載のものですが最後の1本が書き下ろしで初の「ホロ」視点の話なのですが、
このホロの視点というのが、『めちゃくちゃ萌え』です。
今までが鈍いロレンス視点ですから、ホロの本当の気持ちや数百年と生きてきながら、若い娘のような立ち振る舞いや言動を「計算」ではないかと一歩引いて見てしまうところがありました。
もちろん、見え隠れするホロの言動で、読込みの深い人ならすべてわかるのかもしれませんが、
このホロ視点の短編は、これまで6巻に渡ったホロの女(?)心問題集の解答といってもいいくらいです。
ホロの甘えたい・・・寄りかかりたい・・・恋の病に・・・というまるで少女そのもののような本心が赤裸々に語られます。
特に最大の恋敵、ひつじかいのノーラを交えたエピソードなので、もはやホロの言動に萌え死ねます。
正直たまりません。
そしてきっと最後にこう思うでしょう。「ロレンスのバカヤロー。」
おすすめ度:
面白かったんですが
面白かっただけに、少し残念に思う作品でした。短編三つが収録されているのですが、どれもホロの魅力が良く出た心地良い雰囲気の物語となっています。文章が秀逸で、特に書き下ろし短編、「少年と少女と白い花」は一気に物語に引き込まれました。けれども、その冒険にハラハラしただけに、オチで拍子抜けし、中途半端なところで終わってしまったような印象を抱きました。作中気になっていた二人のこれからや、少女の過去等が曖昧なまま終わってしまい、放り出されたような気になりました。もっと重いテーマが底の方にあったのに、短編のせいで書かずじまいになってしまったような…。これも全て、この話し一つで新シリーズが作れるのではないかと思えるほどに魅力的な話だったせいなのですが。ともあれ、十分過ぎるほどの良作なので買って損はない作品だとは思います。
最後の一行に大きな意味が。
物語の本筋からは外れた、中編と短編計3編からなる「箸休め」的な巻です。
けれども、ロレンスと出会う前のことも含め、ホロのキャラクターをより掘り下げて描いているという点で、決して無駄な巻ではありません。どれも中々味わい深い。
しかし、本巻の一番重要な点は、初のホロ視点で描かれた最後の短編の、最後の頁の最後の一行に尽きると思います。
これまで、その「老獪」さでロレンスをからかってきたホロが、本当はどれくらいロレンスのことを好きなのか?その「好き」は旅の連れとしてのものなのか、異性としてのものなのか?
読者からするともどかしく感じられることもありましたが、ここで明確にその回答が示されます。
「ホロ視点」という提案は編集者からなされたとあとがきで書かれていますが、おそらく読者のニーズを汲んだのではないでしょうか。こうして作者と編集者がちゃんと読者の方を見ている限り、この小説は今後も期待できそうです。
短編がよかった
内容については他のレビューにもある通り。
最初の中編「少年と少女と白い花」は主人公の少年と、その少年が淡い恋心を持つ少女の2人が
ホロと出会い一緒に旅する話。ただ、ホロの性格が悪すぎるというか、いたずらにしてはやりすぎ
なのでは?というところもあり、正直好感をもてませんでした。
次の短編「林檎の赤、空の青」はリンゴにまつわるロレンスの切り替えしがよく、結構楽しかった
です。
最後の短編「狼と琥珀色の憂鬱」は体調を崩したホロの視点からの話なのですが、これが最高。
普段ホロが何を考えてロレンスをからかっているかが良くわかり、また意外にホロが子供っぽい
性格なのがわかります。
外伝的な一冊です。
ロレンスと出会う前のホロが、少年と少女の旅に同行する話「少年と少女と白い花」、港町での二人の買い物風景「林檎の赤、空の青」、羊飼いノーラに心も体調も乱されるホロをホロの視点で描いた「狼と琥珀色の憂鬱」の三話。はっきり外伝にしてしまってもよかったような短編集。これを読んでいなくてもストーリーは追いかけられますが、両思いでいながらぐずぐずしている本編にちょっといらついていたので、こんなのもたまにはよいかな、といった気分になります。初のホロ視点、ということのようですが、そういわれれば、そうかな、と思うものの、あまりいつもと変わらず読んでしまいました。次回に期待です。
ホロ視点の『狼と琥珀色の憂鬱』は解答
色をテーマとした3本の短編集です。
それぞれ、本編中の話の裏話やサイドストーリー的な話で、本編ともつながっています。
2つは電撃文庫hp連載のものですが最後の1本が書き下ろしで初の「ホロ」視点の話なのですが、
このホロの視点というのが、『めちゃくちゃ萌え』です。
今までが鈍いロレンス視点ですから、ホロの本当の気持ちや数百年と生きてきながら、若い娘のような立ち振る舞いや言動を「計算」ではないかと一歩引いて見てしまうところがありました。
もちろん、見え隠れするホロの言動で、読込みの深い人ならすべてわかるのかもしれませんが、
このホロ視点の短編は、これまで6巻に渡ったホロの女(?)心問題集の解答といってもいいくらいです。
ホロの甘えたい・・・寄りかかりたい・・・恋の病に・・・というまるで少女そのもののような本心が赤裸々に語られます。
特に最大の恋敵、ひつじかいのノーラを交えたエピソードなので、もはやホロの言動に萌え死ねます。
正直たまりません。
そしてきっと最後にこう思うでしょう。「ロレンスのバカヤロー。」
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